動注治療とは
痛みを起こしている腱や関節の周りには炎症を伴う異常な血管が増えていて、それが痛みの原因の一因となっている事がわかってきました。
その異常な血管のみを塞栓する(つまらせる)事で症状の軽減を図る治療法です。
特殊な薬剤を血管内に注射する事により、5〜20分ほどで終了します。
従来の治療法では十分な効果が得られない場合の新たな選択肢として期待されます。
この治療はオクノクリニックの奥野先生によって2014年に開発されたものです。
当院はオクノクリニックとライセンス契約を結び動注治療を行っています。
https://okuno-y-clinic.com/(オクノクリニック)
対象疾患
様々な疾患に対応できる可能性のある治療法ですが、代表的な物として以下の疾患を対象としていきます。
手 | へバーデン結節、ケルバン腱鞘炎、母子CM関節症 |
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肘 | テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎) |
足 | 外反母趾、足底筋膜炎、アキレス腱周囲炎 |
その他 | 関節リウマチに伴う各関節の痛み など |
新しい治療法
これまでの整形外科でのエコーガイド下治療では、主に「神経とそこに起こっている反応や原因」に対しアプローチ・考察をしてきましたが、神経と同様全身に分布する「血管」に目を向けた新しい治療法となります。
新しい治療のためやや高額な自費診療(一部位 25,000円〜)になりますので、適応は慎重に判断していきたいと考えています。
まずはお気軽にご相談下さい。